名作から厳選!おすすめドイツ映画ランキング10選!

6位:es

2001につくられた映画「es」は、スタンフォード大学で行われたある実験を基に作られた映画。

スタンフォード大学で行われた実験は、一般的に監獄実験などと呼ばれて知られているもので。グループを囚人と看守にわけて、二週間ほど行う実験だ。

タクシー運転手をしんがら記者の兼業をしているタレクは、新聞である募集広告を目にしてそこへ行くことにした。

その広告というのは、大学にある作られた刑務所の中で、無作為に選ばれた男性を20人を看守と囚人にわけて生活させるもので、二週間後に4000マルクという高額が報酬をして与えらるものだった。

20人のうち、12人が囚人役をいわれ、8人が看守となりこの実験は始まるのだが。

実験というのが実際のタイトルなのだが、日本語版では「エス」と名付けられたこの映画。

ドイツ語の自我を表す言葉が使われた。映画を見るとなぜその名前が付いたかわかる。権力を与えられた看守となった人間と、服従するしかない囚人側になった人間。

単なる実験で、うその刑務所だというのにこんなにすごいことが起きるのか?と思うほど。

これが現実にスタンフォード大学の実験で行われたのかと思うと、映画を見た時以上の恐怖が後に襲いかかる。

5位:東ベルリンから来た女

オリジナルタイトルは「バルバラ」なのだが、日本語だとずいぶんと説明してしまっている。

そのため勘の良い人はすぐに、ベルリンの壁崩壊前後の話だろうと予測がついてしまう。

それでもなお、見ていて興味深い映画であることは確か。

作品は、ベルリン国際映画祭コンペで監督、脚本担当のクリスティアン・ペツォールトが銀熊賞という監督賞を受賞したほどの作品だ。

バルバラは国外から逃げようと計画をしている女医さんだ。

その彼女を中心としてヒューマンドラマだ。出国申請をしている彼女だが、小さな田舎町で勤務中だ。

かつては大病院にいた彼女だが、医療ミスで田舎の町へ飛ばされてしまったのだ。

東ドイツから逃げたい彼女には、西に恋人がいるというのも理由の一つだ。しかし、彼女には東西の壁が重くのしかかる。

バルバラという名前で日本語でも上映してほしかったと思う映画の一つ。タイトルを変えないほうが、監督のキャラクターに乗せた思いが伝わるのではないか?

派手なキャラクターでも何でもない一人の女医。彼女を通してみる1980年代の東ドイツ。

女の決心がにじみでていていい雰囲気なだけに、彼女の名前で頑張らせてほしかった。

時代に翻弄されながらも、じっとはしていられなかった、女性の人生がここにある。

4位:グッバイ、レーニン

ミニマル音楽の旗手としても知られるヤン・ティルセン。映画「アメリ」の音楽担当をしたことでも知られる彼が、「グッバイ・レーニン」での音楽を担当している。

効果的に使われるヤンの音楽と映像との浸透性もよいこの作品は、ベルリン国際映画祭の最優秀ヨーロッパ映画賞を受賞したほど。

東西ドイツが一つになったあと、人々のうれしくも、悲しい出来事を描いたヒューマン・ドラマになっている。

母の命を守るために優しい嘘をつき続ける家族。その優しい、だけど壮大な嘘とは何かを実際の映画をみて、知ってほしい。

東ドイツにいる青年アレックスは、ララにあってから人生がかわってしまう。

彼は自分の人生を、自由に行きたいと思うようになるのだ。

壁がなくなったベルリンの町でとるアレックスの行動が、なんともかわいらしい。

アレックスの目を通して東西ドイツの移り変わりも学ぶことができる秀作。