5. イエメン 『ソコトラ島』

松も枝がないけど、竜血樹はそういう不気味さじゃないんんだよな…

http://www.thousandwonders.net/Socotra

イエメンのソコトラ島は数千万年前に本土と離れてしまった離島である。

数百万年あれば、サルから人類に進化することだって可能である。

となると、ここは人の進化とに影響を受けず独自の進化を遂げたとしてもなんら違和感はないわけである。

 

この島で最も有名なのは、やはり「竜血樹」であろう。

じっと見ていると自分がさかさまになったような錯覚にとらわれる。枝の張り方が根のように見えてくるからだ。雑念をなくせばでかいキノコにも見える。なんとも奇妙な、そしてちょっとかわいい形をしている。

できるなら盆栽にでもして愛でたくなる。

 

流血樹は英語でもそのまんま「Dragon’s Blood tree」と呼ばれる。木の樹脂が赤いためその名をつけられたようだ。

 

この島にはこれだけでなく、他にも珍妙な形をした植物が多数存在している。手塚治虫の『火の鳥』を体感したければ、ぜひ一度足を運んでみるべきだ。もっともイエメンには片道でも乗り継ぎまくって約20時間。異次元への旅はかくも険しいものなのだ。

4. アメリカ・ネバダ州 『フライガイザー』

このケバケバしさは鳥肌もの

http://photovide.com/dreamlike-place-earth/

ここは中国の「色彩山」に輪をかけて毒々しい色合いをしている。正直私はあまり好きな場所ではない。どこか恐ろしい。この写真を見ると私は鳥肌が立つ。美しいとは思えずなぜか嫌悪感が湧き上がる。

 

その色合い、存在感、ロケーション。すべてが異質。

これはアメリカ・ネバダ州に実在する噴泉塔である。2-3mの高さで大きさとしてはさほど大きくはない。それがまた気色悪い。

それはなぜかと考えたら、やはりこれが完全な天然物ではないからと思い当った。

実はここは他の場所とは違い、人の手が加えられ今の形になったのだ。

ここはもともと砂漠の立地を利用して地熱を得ようとした電力会社がドリルで穴を掘っていたところ、熱湯が噴出してきたとのこと。

その熱湯にはミネラルも多量に含まれており、数年の時間をかけて岩にミネラルと藻が付着し続け、今の形となっていったのだ。

フライガイザーは今なお成長を続けているため、数年後にはまた違った姿になっているかもしれない。

3. アメリカ・国立公園 『虹色の温泉』

人が入ると骨まで溶かす超・酸性

https://www.triphobo.com/blog/top-amazing-spots-yellowstone-national-park

イエローストーン国立公園は世界初の国立公園であり、恐ろしく広い。それもそのはずこの公園の入り口はモンタナ州・ワイオミング州・アイダホ州の計3州にまたがっている。

 

この公園の敷地地下には、たっぷりマグマが埋まっている。そう、日本のように火山脈があるのだ。だからこそ、温泉があるのだが。

 

それを想像すると、この虹色の温泉が綺麗を通り越して畏怖を感じるのも当然であろう。人類滅亡に近いほどの災害となるであろう自然爆弾が眠っているのだから。

直径約100メートル、深さ約50メートルにも及ぶ、アメリカ最大のこの温泉の色は、やはり地下からの水なのでミネラルとバクテリアが作用してのこと。

 

この温泉は、時間によって見え方が変わるのだが、たいていは「緑、オレンジ、青、黄色」が確認できるという。真ん中は通常青く見えるが、これ高温すぎてバクテリアが生存できないためらしい。

 

ちなみにこの温泉は入浴が禁止されている。水質には体に有毒な成分が含まれているので、立ち入ったところで自分が一番被害を受けるのだし、決して無理に侵入しないでいただきたい。

2. ボリビア 『ウユニ塩湖』

この塩の山は何度見ても壮観。隣県にあれば見に行くんだけど

https://www.walldevil.com/90749-salt-mounds-at-salar-de-uyuni-bolivia.html

ここは世界で最も大きな塩湖である。標高3700mの高さに位置し、最も平らな湖でもある。当然のことだが、生物は生息不可能である。

だが、なぜかフラミンゴが好んで飛んでくる。

またここにはおびただしい数の電車が放置されている。

これらは塩を運ぶために持ち込まれたが、当然のように錆びついてしまい、ついでに事業も錆びついてしまった。結果、電車は無用の長物となり、そのままここに鎮座しているのである。

ウユニ湖は『鏡張り』でも有名な場所だ。一定の時期だけ、水面に空が映し出され、視界一面が空になり宙に浮いているような錯覚に囚われるのだ。

1. アメリカ・カルフォルニア州 『デスバレー』

数十もの石が軌跡を残して動く…解き明かさないで欲しかった

https://feel-planet.com/sailing-stones-in-death-valley/

デスバレー国立公園には、不思議な石が存在する。石が意思を持っているかのように動くのだ。それはこれまでに観測された膨大な写真によって、はっきりと映し出されている。

転々と転がる石には、皆引きずったような跡が残っている。

人も動物も関与せず、どうして石が動くのか。それは長年の怪異であった。

残念なことに、これはすでに科学的に解明されてしまった。余計なことを!!

2013年に研究者が石にGPSをつけてその軌道を微速度写真で追ったところ、いわゆる温度差の影響で、石が動いたことが分かったのです。

簡単に言うと、水分が凍り、氷になる。その後氷が暑さで溶け、細かく割れる。その氷が風で押され、ついでに石も押していると言うもの。押した氷は解けてなくなってしまうので、石だけが跡と共に残り、勝手に動いているように見えるというのだ。

言われて見れば小学生でもわかりそうな原理である。

 

しかし、ひねくれ者の私はこう考える。

これはきっとNASAが世間を納得させるための、ありそうな話をでっちあげたに違いない、と。

著者情報

まるお

広島在住、外国語学習が趣味の39歳です。猫2匹と静かに暮らしています。海外に関する記事が大好きで、ひまを見つけては読んでいるネクラです…。どうぞよろしくお願いします。^^