映画好きが名作と認めるおすすめのアニメ映画ランキングトップ20!

おすすめのアニメ映画

アニメ映画のおすすめ作品をランキング形式で紹介する。

長年ヒット作品を生み出し続けている二大勢力、スタジオジブリとディズニーの作品だけでも10作品以上の作品を挙げたくなり、選定にはかなり頭を抱えた。

アニメ映画好きとしては、ランキング形式というのは実に作りにくい。ランク入りさせていない作品にも好きなものはたくさんある。

例えば、名探偵コナンなんかは、名探偵コナンの名作ランキングで紹介している。

世間での人気度を反映させながらも“おすすめ”という言葉に甘えて、ジブリとディズニー以外のアニメ映画も盛り込ませてもらった。そして、大人の目線で面白いもの、今一度観てもらいたいおすすめ作品を選んだことを書き加えておく。

では、唇を噛みながら書きあげたランキングを発表していこうと思う。

【みんなに読まれてます】

20位:『思い出のマーニー』

思い出のマーニー

『思い出のマーニー』は、スタジオジブリの米林宏昌氏が監督した作品。孤独な少女、杏奈(アンナ)と杏奈にしか見えない不思議な少女、マーニーの出会いと別れの物語である。

原作はイギリスが舞台の児童文学だが、アニメでは北海道の釧路湿原がロケ地に選ばれた。マーニーと亡くなった杏奈の祖母の関係が謎解きのように明らかになっていく。

キャストはマーニー役を有村架純、杏奈役を高月彩良が声優を務めていて、2人の好演が映画の成功に大いに貢献している。

19位:『たまこラブストーリー』(2014年)

たまこラブストーリー

 

人気のTVアニメ「たまこまーけっと」の続編を描いた劇場版、京都アニメーションの完全オリジナル作品で監督は山田尚子。

TV版では描かれなかった、北白川たまこと、幼なじみの大路もち蔵の恋の行方にスポットを当てて、2人の心の機微が繊細に描かれているのは見どころである。

ゆったりとした時間の流れの中に、たまこの甘酸っぱい思いや成長が、ストレートに伝わってくる作品である。同世代の女子には共感できる部分が多いのではないだろうか?

18位:『心が叫びたがってるんだ。』(2015年)

心が叫びたがってるんだ

アニメ映画『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』のメインスタッフが再集結して制作した作品。原作は超平和バスターズのオリジナル、監督は長井龍雪、脚本は岡田麿里である。

女子高生の成瀬順は幼い日に自分が喋ったある事で両親は離婚。順はトラウマから、喋るとお腹が痛くなり、喋ることを封印するという自虐的なストーリー。

しかし、歌うことで自分の思いを伝えられるようになる展開は奇抜で面白い。不倫、離婚、トラウマ、など現代社会が抱える問題を軸に辛口の青春アニメ映画に仕上がっている。

17位:『聲の形』(2016年)

聲の形

主人公の元ガキ大将の将也が聴覚障害者の硝子をイジメたことを発端にイジメっ子が、いつの間にかイジメられる立場に逆転してしまう危うさ、孤独などが丁寧に描かれている。

ラストまでジェットコースターのようなストーリー展開で、ハラハラするが、硝子の純真さに心打たれる。

原作者の大今良時氏は「人と人が互いに気持ちを伝えることの難しさ」を描きたかったと語っている。劇中では手話の場面が多いのも特徴である。監督は、「けいおん」などを監督した山田尚子氏。

16位:『ファインディング・ドリー』(2015年)

ファインディング・ドリー

ディズニーアニメ映画「ファインディング・ニモ(2003年)の続編。カクレクマノミのニモの友達、ナンヨウハギのドリーが両親を探す旅に出るというストーリー。

重度の記憶障害があるドリーは巨大イカに遭遇したり、ニモやマーリンとはぐれたりしなが「とにかく泳ぎ続けるんだ」という両親の言葉を思い出して前進する。

障害のあるドリーを助ける友達や、旅の途中で出会う仲間たちの姿に感動しながら、「海洋汚染をなくして海に生きる生物を大切に!」というメッセージもしっかりと描かれている。

15位:『言の葉の庭』(2013年)

言の葉の庭

原作、脚本、監督は「君の名は」の新海誠氏である。靴職人を目指す高校生のタカオと、雨の日に公園で出会った年上の女、ユキノとの淡い恋を描いている。

劇中で使われる万葉集の恋歌が、タカオとユキノの気持ちを代弁して、セリフで多くを語らせず観客に感じさせる手法はさすがだ。
また、タカオがユキノの足型を鉛筆でなぞるシーンも印象的である。

新海監督は「雨の日だからこそ見える美しさを描きたかった」と語っているが、監督のこだわりも、充分伝わってくる作品に仕上がっている。

14位:『たまゆら~卒業写真~ 第4部 朝-あした-』(2015年)

たまゆら

『たまゆら』は瀬戸内の広島県竹原市を舞台にした人気の青春アニメシリーズで、本作は完結編である。原作、監督は佐藤順一氏。

写真好きの女子高生、楓(ふう)と親友の3人、この4人の友情を軸にそれぞれが夢を追いかけ、新しい門出を迎えるストーリー。

楓の亡き父が残した年代物のカメラが使用不能になり、デジタルカメラで写真を撮り始めるくだりは、父から卒業するということが、さり気なく描かれていて見どころである。

13位:『この世の片隅に』(2016年)

この世の片隅に

こうの史代原作、片渕須直監督、戦時下の広島県呉市を舞台に、市井の人々の日常を描いた作品である。

主人公すずは、あまちゃんの主役を演じた、のんが声優を担当。ふんわりと、あたたかみのある声が映画の雰囲気にぴったりあっていた。

戦争を声高に反対する映画ではなく、すずの生活を通して喜びや悲しみを静かに語っていくようなストーリー展開である。パステル調の画像も美しい。

12位:『バケモノの子』(2015年)

バケモノの子

『おおかみこどもの雨と雪』に続く、細田守監督のオリジナル作品。
人間の少年連と、バケモノの熊鉄がバケモノ界「渋天街」で出会って、トラブルに巻き込まれながらも親子のような絆を深めていく。

熊鉄の声は役所広司、連の声は宮崎あおいが努めている。役所の確かな演技力でケンカは強いが心優しい熊鉄が、生き生きと表現されている。ポスト宮﨑駿と期待されている細田監督のヒット作。

11位:『君の名は』(2016年)

君の名は

2016年の邦画部門で最大のヒット作で、ロングランを続けている。原作、脚本、監督は新海誠氏。

田舎町に住む女子高生の三葉と、東京に住む高校生の瀧は、お互いの体が入れ替わるという不思議な体験をしながら出会う。時空を超えて、三葉の住む町の人々を大災害から救うというストーリー。

背景などの映像がとても綺麗なことや、三葉と瀧の純粋な恋と、災害が迫って来る危機感が混ざりあって、もう一度観たいと思わせる要素がいっぱいの名作である。

10位:『魔女の宅急便』(1989年)

スタジオジブリの初期作品の中でも人気が高く、女性ファンの多い作品である。大人になってからモデルになったヨーロッパの都市を訪ねてみた人もいるのではないだろうか。

筆者は初めて観たときまだほんの子供であり、修行すれば飛べると信じてほうきにまたがって練習したひとりである。

昔は「魔女が空を飛ぶ」というところに熱中して観ていたのだが、大人になってから観ていると目の行き所が変わっていた。

旅立つ娘を見送る両親やおソノさんの人の良さ、飛べなくなって夜泣きながら練習するキキの心情、喜ばれないなどと考えもせず孫にニシンのパイを焼くおばあさんなど、人の心に目が行くようになったのである。

その変化に気づいて大人になったんだなと妙に自覚し、ユーミンの「やさしさに包まれたなら」で泣きそうになった。

それでも変わらないのは、ほうきで空を飛ぶキキを観てわくわくする気持ちである。今だからこそ本作のような夢のある作品を観て活力にしたいと感じた。

9位:『塔の上のラプンツェル』(2010年)

ディズニー長編アニメの記念すべき50作目の作品である。21mにも及ぶ長い髪を持ったラプンツェルは本当はプリンセス。赤ちゃんの頃に育ての親が城からさらってきたのである。育ての親は特別な力を持つ髪を切らせず、一人占めするために山奥の高い塔の上から出ないようにとラプンツェルに命じている。

本作はプリンセス系ディズニー作品の良さが集約されているような作品である。目を引く色遣いと子供や乙女好みの華やかさ、流れるような動きの迫力あるアクション、そして夜空に上がっていく美しいランタンの灯りには男女問わずうっとりさせられたであろう。

観る者のツボをこれでもかと全押しするような技法を山ほど持っているのがディズニーである。

荒くれ者たちが酒場で騒いでいるシーンではこっそりピノキオも隠れているので、再視聴のときには是非探してみてほしい。

8位:『風の谷のナウシカ』(1984年)

ジブリ作品と言われているが、本作は一応のちにスタジオジブリに改組されるトップクラフトの作品。原作も連載中であったため、制作開始の際にもストーリー展開はまだ定まっておらず、宮崎監督は「ラストどうしよう」と弱気に頭を悩ませていたという。

戦争を終え荒廃した風の谷を舞台に、人類と自然の共存について描かれた本作は、腐海や巨神兵、オームなど恐怖を煽る要素が多々あり、“ランランララランランラン”の音楽は不安感を掻き立てる。

そんな中ナウシカの存在やメーヴェと呼ばれる架空の飛行装置で飛び回る様子は爽やかそのもの。「メ―ヴェほしい」と思ったのは筆者だけではないだろう。

個人的に気に入っているのはオームの声で、これは布袋寅泰のギター音。「ギターで泣いてくれ」という依頼に応えたのはさすが世界の布袋氏である。

7位:『サマーウォーズ』(2009年)

スタジオジブリの宮崎駿が実力を認めたひとり、元々『ハウルの動く城』の監督を務めるはずであった細田守監督の作品である。

大家族や古い日本家屋の畳部屋、自然の残る田舎の小道、朝顔。そんな日本らしい風景と仮想空間OZとの組み合わせはギャップがありながらも不思議と馴染んでいる。

絶対安全と言われていたセキリュティが破られ、突如世界はパニックに陥る。

そういったテーマ自体はそう斬新なものではないが、危機を回避しようとするのが特別な機関ではなく“ただの親戚の集まり”というのが新しい。夏希が花札で対戦をするシーン、健二が時間ギリギリで数式を解くシーンは毎回つい力が入ってしまう。

OZのように何もかもできるわけではないが、2016年にはマイナンバー制度が我が国で導入される。収入から税金の支払い状況まで丸裸に見られるシステムは、本作中のような“なりすまし”や“のっとり”が危険視されている。

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