邦画のおすすめの恋愛映画
邦画のみに限定して、おすすめの恋愛映画ランキングを紹介する。
何の反抗期だか分からないが、愛だの恋だのくだらないなどと思って恋愛映画を見なかった時期があった。定番のラブストーリーに飽き飽きしていたのもある。
しかし、何気なく久しぶりに観たとある映画でやられてしまった。恥ずかしながら嗚咽が止まらず、ティッシュ片手に夕方の部屋でおいおい泣いた。
恋愛映画はどんどん進化している。夢のような憧れのラブストーリーはごく一部で、リアルなもの、はっきりとした個性のあるものが多く生まれている。
山のようにある邦画恋愛映画の中に埋もれた心に残る作品を厳選し、おすすめのものをランキング形式で紹介させて頂く。
愛は心に灯りをともす。ひとときだけでも、ポッとしてもらえたらと思う。
20位:『小野寺の弟・小野寺の姉』(2014年)
より子(40歳)と進(33歳)はともに独身の姉弟、早くに両親をなくし、大人になっても一軒家で仲良く暮らしている。姉と弟それぞれに訪れた新しい恋を不器用な姉弟は成就できるのか?ほのぼのとしたタッチでそれぞれの恋愛を描いている。
原作は西田征史の小説で2013年に舞台化された。姉役の片桐はいりと、弟役の向井理が息ピッタリで、とても自然な雰囲気!観ていてほのぼのとする。恋愛に不器用な姉弟に歯痒い思いもするが、心が温かくなる上質の恋愛ドラマである。
19位:『orange- オレンジ』(2015年)
10年後の自分から高校2年生の高宮菜穂のもとに手紙が届く。そこには転校生の翔を好きになるが彼は1年後に死んでしまうと書かれてあった。菜穂と同級生は翔を救うために運命を変えようと行動を起こす。
原作は高野苺の連載コミック、朝ドラコンビの土屋太鳳と山崎賢人が、人気の純愛コミックの映画化で再び共演している。ファンタジックな内容で、ともすれば嘘っぽくなるが、土屋と山崎の初々しい演技でハンカチ必須の感動ドラマに仕上がっている。
18位:『高台家の人々』(2016年)
妄想が趣味のOL平野木絵と、人の心を読む能力を持つエリートサラリーマン高台光正が恋に落ちて、結婚することになる。ひと癖もふた癖もある高台家の人々との騒動が始まるが、木絵の妄想のお陰で障害を乗り越えていく。
原作は森本梢子の連載コミック、主演の綾瀬はるかは、主人公の平野木絵のイメージにぴったりで、高台家の人々に存在感をアピールしていく姿がたのもしい。大笑いしながら楽しめるオススメのロマンチックコメディーである。
17位:『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』(2016年)
OLのさやかは、冬の夜にマンションの前で倒れていた樹(イツキ)を助けたことがきっかけで、二人の同居生活が始まる。植物採取が趣味のイツキに落ち込んでいたさやかは癒やされていった。
半年後、イツキは突然姿を消してしまう・・・。あっと驚くイツキの正体、さやかは幸せになれるのか。
原作は「図書館戦争」などで人気の有川浩の小説。さやか役は高畑充希、樹役はEXILEの岩田剛典と異色コンビながら、芸達者な高畑充希に負けないくらい、岩田剛典は草食系男子を好演している。胸キュン間違いなしのラブストーリー。
16位:『ストロボ・エッジ』(2015年)
恋愛経験のない高校1年生の仁菜子は、学校中の女子のあこがれの的である同級生の蓮に恋心を抱くが、蓮にはすでに年上の彼女・麻由美がいた。登場人物全員が切ない片思いをしていて、青春の初々しい恋愛模様が描かれている。
10年連載された咲坂伊緒の人気コミックが原作で、ファン待望の映画化である。朝ドラ「あまちゃん」で共演した有村架純と福士蒼汰がW主演で、女子は胸キュン間違いなしの“壁ドン”シーンもある。登場人物それぞれの片思いに、ドキドキさせられる。