コカコーラの信じがたい真実
まぎれもなく、コカコーラは世界中の誰もが知っている商品である。実は、コカコーラが販売されている国の数はなんと、国際連合に加入している国の数よりも多いのである。
コカコーラの様に有名なブランドにはいつも間違った噂が付きまとっている。例えば、『メントスを口に入れたままコカコーラを飲むと大腸の中で爆発が起きる』、『実はモルモン教の信者がコカコーラの会社を経営している』、『私たちが想像しているサンタクロースのイメージはコカコーラ社によって作られた』などが有名である。
しかし、中には私たちが想像していないであろう、コカコーラに関する信じがたい真実もある。そこで今回はおそらくほとんどの人が知らないであろ10の信じがたい真実を紹介する。
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10位:コカコーラには以前、コカインが含まれていた

1885年、コカコーラの名前の由来は二つの原材料であり、コーラナッツとコカの葉である。コカの葉から水分を摘出する際に完全にコカインを取り除くのには不可能であり、実際にコーラナッツとコカの葉を原材料として使用しなくなった1929年まで、コカインがコーラに含まれていたと考えられるだろう。
ただし、人に被害を与えるレベルのコカインの量ではなかった様だ。
9位:コカコーラの広告に不適切な絵が含まれていた

80年代のオーストラリア南西部で、コカコーラのポスターに不適切な絵が含まれていた。元々、この広告はコカコーラの新しいペットボトルを紹介するもので、シドニー全域の店やホテルにこの広告が貼られていた。
だが、卸業者から広告に対するクレームにより、コカコーラ社の役員はこの事柄に気付き、早急にこの広告の掲載を中止した。
そして、この広告を作成したアーティストはコカコーラ社からクビになり、最終的に訴えられることになったのである。
8位:反ユダヤ主義な行動を取ったとして、ユダヤ教信者から製品のボイコットされていた

数十年も昔、イスラエルと周辺のアラブ諸国との宗教間での対立により、たくさんのグローバル企業はアラブ諸国でのビジネスに損傷が起きない様に、あえてイスラエルでの事業を行っていなかった。しかしアメリカ政府は、企業がイスラエルで事業をボイコットする事を禁止する法律を立法した。
だがその法律は曖昧であり、実際にコカコーラ社がイスラエルに工場を建てる計画をしていたが、イスラエル政府がその計画を中止した事をいい理由に、イスラエルで事業を展開せず、その代わりにアラブ諸国での事業展開に集中できた。しかし、1966年の4月、カイロ在住の公務員が実際にエチオピア製のコカコーラを持ち帰り、アムハリック語で書かれているラベルの文字をヘブライ語で書かれていると勘違いし、コカコーラ社に対し、イスラエルで事業を展開していると公で痛烈に批判した。
そしてエジプトにあるコカコーラ社の工場長が、コカコーラ社はイスラエルで一切事業を行わないと宣言し、それに対し米ユダヤ人団体の怒りを買い、アメリカ国内でのボイコットを誘発した。事態を重く見たコカコーラ社は採算度外視でイスラエルでの事業を開始し、それに伴い、アラブ連合会議はコカコーラの販売禁止を採択し、実際に1991年までコカコーラ製品の販売禁止をしていたのである。
7位:コーラのボトルはカカオの実の形から影響を受けていた??

1915年、当時コカコーラのボトルはラベル以外、他社の飲料水用のボトルと変わらない形をしていた。しかし、その当時、ボトルを冷却器に置いておくと、ラベルが剥がれてしまい、他社の製品との区別がつかなくなっていたのである。
そして、ラベルが剥がれてしまっても区別できるボトルのデザインを発案するために、コカコーラ社は、ボトル製造者を集めボトルデザインを競う大会を行い、インディアナプラント社のマネージャーであるアレックス・サミュエルソンが、コカコーラの名前の由来である、コーラナッツかコカの葉に似せたボトルを作ろうと発案した。
だが、商品企画部のアール・ディーンがサミュエルソンの発案を基にボトルを作成しようと、近くの図書館に行きコーラナッツとコカの葉について調べてみたものの、二つの材料に関しての情報を入手できず、たまたま見かけたカカオの実から影響を受け、今日でも使われている‘ホブルスカートボトル’のデザインを生み出したのである。