2015年における、癌の死亡予測数は男性が219200人、女性が151700人、合計で370900人ということらしい。2005年の癌による死亡数は320000であったから、これはかなり増加しているということになる。
癌治療の技術は大幅に向上しているはずなのに、若いにも関わらず癌で死亡する人は後を絶たない。それほど、癌というのは厄介な病気なのだろう。
若い命を癌で散らせてしまった芸能人も数多い。多くのファンに見守られながら、まだ活躍の途上だというのに、若いその姿のまま癌によって命を奪われた芸能人達。
その人生は痛ましくはかない。若いにも関わらず、癌はその牙を向く。
死というものが若い齢より男女に関係なく、全ての人間に平等に訪れるものだというものを我々は否が応にも痛感させられる。
勿論これは芸能人に限った問題ではない。若い人生を癌によって台無しにされる人々は世界中にいるのだ。癌で亡くなった芸能人達や若い人々のため、医療の更なる発展を願うばかりである。
今回は、まだ若いにも関わらず癌によってその人生を終えた芸能人を5人、ピックアップした。
あなたの思い出の人はいるだろうか。
5位:全身癌により若くして亡くなった深浦加奈子

近年癌で若い人生を終えた芸能人といえば、深浦加奈子の名前が思い浮かぶ。
1960年、公務員の家庭に生まれた深浦加奈子は両親の強い反対を押し切り、芸能界の門を叩いた。
舞台女優としてその実力を鍛え上げた彼女は『家なき子』『ナースのお仕事』『ショムニ』など数々の人気ドラマにおいて脇役を演じ、ドラマのクオリティに貢献した。
決して多くの人に名前が知られていない芸能人であったが、コアなドラマファンの間では評価の高い芸能人であったという。
そんな活躍を続けてきた彼女であったが、43歳という若い年齢で大腸ガンを発症。
抗癌剤治療を続けるが効果はなく、癌は全身に転移。
2008年に48歳という若い芸能人人生を終えた。
闘病中もドラマの現場に立ち続けた彼女の熱意は並々ならぬものであり、彼女と頻繁に共演したとある女優は、その迫真ぶりに思わず涙を流したという。
48歳というあまりにも若い時に旅立った彼女であったが、芸能人としてのその一生は、かけがえのないものであっただろう。