実は面白いインド映画
ハリウッドならぬ「ポリウッド」。涙あり、笑いあり、ダンスあり。インドムンバイ(ポンペイ)にて制作される数々の映画はこう呼ばれる。インド映画は日本では知名度がまだ低いものの、ストーリー性が非常に豊かな事から徐々に人気が高まりつつある。
ハリウッドに負けず劣らず魅力のあるおすすめインド映画を紹介していこう。
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ダンスを踊る理由はなぜ?
インド映画には歌と踊りが随所に登場する事が多い。それだけインド人にとってミュージックやダンスという文化は欠かせないものなのだろう。
では、彼ら、彼女らはなぜ歌って踊るのか。
日本でも歌と踊りの表現で有名なものがある。それはミュージカル。インド映画もミュージカル同様、俳優や女優が歌と踊りで観客を魅了する。
ミュージカルと映画の内容がミックスされるため、インド映画はとにかく長い。多くの作品では3時間を超えるものもあり、インド映画を楽しむ時はじっくり腰を落ち着けて観る必要があるのだ。
しかし、音楽に乗って歌を重ねるという事は短い時間で意思を伝える非常に便利で効果的な手段なのである。インドでは、昔から映画にこの手法を取り入れる事を伝統としてきた節がある。
ダンスも同じである。映画の途中に歌やダンスを挿入する事は、ストーリーの中の登場人物の喜怒哀楽を如実に表現する事ができる。
そこでインド映画を観る時は、ミュージカルの部分も物語に密接に関係するという事を知っておくべきである。歌と踊りが物語の進行の伏線になっている場合もある。よく観察する事で、よりインド映画を楽しむ事ができる。
20位:3時間を超えるインド映画超大作「命ある限り」
日本でいうところのメロドラマ、その制作で高い評価を受けるヤシュ・チョプラ監督の人生最後の作品となった「命ある限り」。
背景はイギリス、ロンドン。3人の男女の悲しい恋愛模様が交錯的に描かれたラブロマンス作品である。ロンドンで出会った二人の男女、その後愛を育むも、ある事件をきっかけに離れ離れに。10年後再び二人は再会するが、男性が昔愛したもう一人の女性も登場し、3人の恋愛模様はもつれ合う。
メロドラマのキングが最期に魂を込めて作った作品。
19位:キング・オブ・ポリウッドが魅せる至高のクライムシーン「闇の帝王DON~ベルリン強奪作戦~」
スパイシーン、カーチェイス、ハリウッド顔負けの演出で魅せるインドナンバーワンのクライムサスペンス。主役を演じるのはポリウッド最高のクライム映画俳優と言われるシャー・ルク・カーン。
闇の世界を支配する主人公ドンはアジアだけでなく、ヨーロッパをも手中に収めようと画策する。ドンの命を狙う欧州マフィア、そして警察。3者が拮抗して繰り広げられる熱いバトルは見ものである。
18位:リアル逃亡ゲームのアイデアが秀逸「ラ・ワン」
「ラ・ワン」も19位の「闇の帝王DON」と同様、シャー・ルク・カーンが主役として抜擢。インド映画では、スーパースターが活躍する作品が非常に多い。
この作品では、近未来型のゲームをテーマに設定している。デジタルデータを物質化する事に成功したイギリスバロン社。そして同社の中で主人公が開発した新型ゲーム「ラ・ワン」。息子は「ラ・ワン」の最後のボスを楽々と倒してしまうが、ボスは現実の世界に飛び出し息子を狙う。
最新型ゲームと奇抜なアイデアが非常に秀逸なポリウッド人気の映画である。
17位:歌やダンスは封印?本格的サスペンス「女神は二度微笑む」
監督スジョイ・ゴーシュがみせるラストまで目が離せない伏線の数々。インドを舞台にした至高のサスペンス劇はハリウッドのお墨付きをも得た。
失踪事件、そして地下鉄テロという二つの大事件の謎を、時には交錯させ、時にはバラバラの様に思わせて描くストーリーは非常に斬新。ヴィディヤ・バラン演じる主人公は、連絡の途絶えたまま帰らない夫を捜索するためインドに向かうが、そこで見た光景に固唾をのむ。
16位:本格的カーチェイスアクション「チェイス!」
銀行強盗の名手、主人公サーヒル。幼い頃に父が自殺をし、その原因が銀行であった事を知る。愛する父を失った悲しみを覆い隠すように銀行への復讐を繰り返すサーヒルだが、やがて国家的な警察勢力と対峙するようになる。最後にみせるサーヒルがずっと隠し持っていた最大のトリックが目玉である。