プロ野球、西武ライオンズの歴代最強助っ人外国人トップ5!

1位:アレックス・カブレラ

タイトルというのは相手次第。当たり前の事だが、アレックス・カブレラの成績を見返してみて改めてそう思うのだ。
アレックス・カブレラが日本プロ野球に在籍した12年で、獲得したタイトルは2002年の本塁打王、2006年の打点王のわずかと言っては失礼かもしれないが、カブレラの残したインパクトからすればこのタイトル獲得数は少なく思えるのだ。
2002年には王貞治の記録に並ぶ当時の本塁打記録に並ぶ55本塁打でタイトルを取るが、打率.336、115打点の好成績でいずれもリーグ2位。
2003年には50本塁打を放ちながら、近鉄のローズにわずか1本差の2位。
打点王を取った2006年のシーズンは3冠王の可能性もあったが、本塁打は小笠原道大に続き1本差の2位。打率は松中信彦に9厘及ばずこちらも2位だった。
(アレックス・カブレラは西武、オリックス、ソフトバンク3球団に所属したが、タイトルを獲得したのはいずれも西武時代の時である)
2002年のリーグ優勝(日本シリーズでは読売ジャイアンツに0勝4敗)、2004年の日本一(日本シリーズでは中日ドラゴンズに4勝1敗)に大きく貢献。
強靭な筋力から放たれる特大ホームランが何よりの魅力。東京ドームの天井に当てたバッターはカブレラだけではないが、札幌ドームの天井に当てたのはカブレラだけである。
骨折などで長期間離脱するシーズンも多かったが、日本プロ野球に所属した12年間で357本塁打、949打点、1368安打、通算打率は.303の成績を残した。
オリックス、ソフトバンク時代には最強の敵として立ちはだかったことを差し引いても、西武ライオンズ最強の外国人助っ人と呼ぶにふさわしいバッターである。