プロ野球、広島東洋カープの歴代最強助っ人外国人トップ5!

1位:ルイス・ロペス

1996年、97年に打点王(97年には最多安打のタイトルも)を獲得した勝負強い打撃が信条の最強助っ人外国人選手が、ルイス・ロペス選手だ。
常々「タイトルや個人成績よりもチームが勝つ為に仕事をしている」という発言はファンの好感を得ていた。
98年にダイエーに移籍、99年、2000年は米独立リーグでプレーした後、2000年シーズン途中に再び広島に復帰する。
するとこの年、93試合出場で20本塁打、88打点の好成績を見せ、翌2001年も打率.308、32本塁打、100打点を挙げる。
だが、2002年に一つの事件が起きる。2002年4月6日の中日ドラゴンズ戦、二塁に前田智徳選手を置いた場面で、ロペス選手はセンター前ヒットを放つ。
が、前田選手は3塁に止まり得点を奪えなかった。チェンジとなった後、ベンチ裏でロペス選手は前田選手に激しく詰め寄り、胸を掴みかかる騒ぎとなった。
この件を重く見た首脳陣はロペス選手を謹慎処分にし、結局その後成績を落としたロペス選手はシーズン半ばで解雇となる。
最強助っ人外国人選手、ロペス選手の去り際はなんとも残念な形だった。
その後ロペス選手は楽天ゴールデンイーグルスの二軍打撃コーチや、横浜DNAベイスターズの国際スカウトとして活躍している。

※アキレス腱故障歴のある前田選手は足に不安を抱えていた。しかもこの日は小雨が振っていてグラウンド状態が悪かった。
更に開幕当初に前田選手に無理をさせるわけには行かなかったので三塁コーチも本塁突入の指示を出せなかったのだ。
ロペス選手は個人の打点成績が伸びなかった事に憤慨したわけではなく、それが前田選手の怠慢プレーに映ったと言われている。
この事件は日本人同士なら起こらなかった事件かもしれない。前田選手とロペス選手はその後和解しているが、前田選手はこの件について多くを語っていない。