ヤクルトスワローズの最強助っ人外国人
「ヤクルトスワローズの最強助っ人外国人ランキング」を決める。これは、非常に難しい問題だ。
何故難しいかと言えば、ヤクルトスワローズファンにとっては言わずもがなな事かも知れない事だが、活躍を見せたヤクルトスワローズの歴代の最強の助っ人外国人選手は、他球団に移籍する事が多い。
つまり昨シーズンまでは「最強の助っ人外国人選手」だった選手が、「最強の刺客」として立ちはだかるのだ。
その事をどう考えるべきかと思い悩んだ末に作ったランキングである。
ヤクルトスワローズが連れてきた外国人助っ人選手が他球団でも活躍を見せるというのは、歴代スカウトの眼力の確かであることを示している。
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5位:ドゥエイン・ホージー

その前年まで在籍したトーマス・オマリー選手に代わる新外国人助っ人として1997年に来日した時、
ドゥエイン・ホージー選手の評価は決して高くなかった。
いや、正しく言うなら「最悪」だった。当時の野村監督の発言を借りると「ただ明るいだけの選手。球団にリクエストしたのとは全く違う選手が来た」という事だった。
たしかにホージー選手は底抜けに明るいキャラクターで、周囲を楽しませるパフォーマンスを怠らなかった。
だが、ホージー選手はただ「明るいだけ」の選手ではなかったのだ。(野村監督流の言い回しだったのだろうが)
外国人助っ人ながら野村ID野球を吸収しようという研究熱心な姿勢も持っていたのである。
前評判が最悪だった事もあり、他球団からのマークも甘く、シーズンの開幕当初から打ち続け、ヤクルトのリーグ優勝と日本一に貢献、自身も松井秀樹を1本差で抑えて本塁打王に輝いた。