クリスチャンの芸能人
子供の頃、クラスにクリスチャンの子供がいると、何やら奇妙な気分になったものだ。
彼らの家へと遊びに行くと、仏壇の類は一切なく、聖書の一場面が書かれたポスターや聖書が置かれている。
子供心に、宗教の違いというのはなんとなく理解できるものだったのだ。決して差別心というのではないが、「どこか違う」という無意識の環境の違いを実感させられる。
それは子供達だけのことではなく、大人の間でもそうかもしれない。
芸能人もまた、それぞれの宗教を信仰している。
最も多いのは仏教だろうが、クリスチャンである芸能人も少なくない。親の影響であったり、自ら進んでであったり理由は数あれど、クリスチャンである芸能人は様々だ。中にはクリスチャンの敬虔なイメージからはまったくかけ離れた芸能人がキリスト教を信奉していることもある。
クリスチャンは我々が思う以上に一般的で、クリスチャン芸能人もやはりいるのだ。
一体、どのような人物がクリスチャンなのか。
今回はクリスチャンである芸能人を5人、ピックアップしてみた。
クリスチャンとしての教養が、実は彼らの芸能人としての活動に深くかかわっていると思うと、何やら興味深いものがある。
5位:長嶋一茂はクリスチャンだった!

あのタレントの長嶋一茂がクリスチャン芸能人であるというのは、あまり知られていない事実であろう。
本人も進んで公表する必要はないし、周囲もあまり関心がないのかもしれない。
長嶋一茂の洗礼名は『パウロ』ちなみにクリスチャンであったのは名監督長嶋茂雄、ではなく母方の長嶋亜希子。
クリスチャンであった母親の影響を、自ずと彼も受け継いだようだ。
確かに、長嶋一茂の落ち着いた姿勢からは、キリスト教の博愛精神のようなものが感じられる。
芸能人以前のプロ野球選手時代、全く成績の上がらなかった彼は心の病を患い苦しんだが、その際助けになったのがキリスト教の教えであったというから、それが今の芸能人としての彼を支えているのであろう。
宗教は意外なところで人の役に立つのかもしれない。