3位:HAKUSHI(新崎人生)

HAKUSHIはWWEで活躍した日本人プロレスラーである。現在は、みちのくプロレスに所属しており、その際のリングネームは新崎人生。
ユニバーサル・プロレスリングでデビューし、みちのくプロレスに移籍。みちのくプロレスでは、自身の出身地が徳島県であることから、お遍路さんのキャラクターである「新崎人生」として再デビューした。
WWE(当時はWWF)が1994年に日本で開催した『WWFマニア・ツアー』に出場した際に、WWEのスカウトの目に留まりWWEと契約する。WWEでは、身体にお経をペイントした耳なし芳一スタイルでHAKUSHIというキャラクターで活躍。タイトルは獲得しなかったが、ブレット・ハートと抗争を繰り広げ、シングルマッチも行っている。
1996年にWWEを退団すると、みちのくプロレスに所属に戻り、2003年には社長にも就任した。
お遍路さんのキャラクターを活かした「念仏パワーボム」、「拝み渡り」などの技が有名。
特に「拝み渡り」は、相手の腕を取ってトップロープの上を拝みながら歩き、最後にジャンプして降りながら相手に手刀を打つ技でWWEに所属するジ・アンダーテイカーが使う『オールドスクール』と似た技である。ジ・アンダーテイカーの「オールドスクール」は、テイカーの師匠からの直伝であり、残念ながら元ネタはHAKUSHI(新崎人生)ではない。
2位:TAKAみちのく

TAKAみちのくは、みちのくプロレスで活躍後にWWEと契約した日本人プロレスラーである。
みちのくプロレス所属時に、新日本プロレスで開催されたスーパーJカップに参戦。その際に披露した「プランチャ」をみて、長州力が「アイツは宇宙人か?」とつぶやいたことから、「宇宙人」のニックネームがついている。
※通常のプランチャ(トップロープに飛び乗りリング場外に飛ぶ技)はロープを両手で掴んで飛び乗るのに対し、TAKAみちのくはリングの上で加速をつけて、そのまま両足でトップロープに飛び乗る。
みちのくプロレスを退団後、メキシコやアメリカでプロレス活動中にWWEと契約。
体が大きくパワーファイターが中心のWWEの中で、スピード感を活かしたレスリングを披露し活躍した。また、日本人レスラーのフナキとのタッグチーム・カイエンタイでは、TAKAみちのく自身が英語が出来ないのを逆手にとり「声と口とが全然合っていない」映画の吹き替えのようなマイクパフォーマンスを行い、こちらもファンに受けていた。
WWF世界ライトヘビー級のタイトルを獲得しており、トリプルHが保持するWWE世界ヘビー級王座に挑戦したこともある。日本人レスラーとして初めて、WWEの年に一度行われる最大祭典であるレッスルマニアに、シングルで初出場している。
2000年にプエルトリコにプロレスラー学校であるKAIENTAI DOJOを設立。2002年にWWEを退団し、千葉でKAIENTAI DOJOをプロレス団体として旗揚げする。
現在は、KAIENTAI DOJO所属として、新日本プロレスやプロレスリング・ノアに参戦中。
WWEからは再契約を目的として、今でも小切手が送られていることを、本人が発言しており、WWEからの退団は自らの選択だったと思われる。
1位:TAJIRI

TAJIRIは、IWA.JAPANでデビューした日本人プロレスラーである。デビュー後は大日本プロレスでも活動していたが、メキシコに渡りCMLLに参戦。その後、ポール・ヘイマンにスカウトされECWに所属。ECWが解散し、WWEに吸収されるとそのままWWEに移籍した。
WWE所属中はウィリアム・リーガルのお茶汲み係として、大活躍。リーガルの英語に対して必ず日本語で返すのが受けて、アメリカではイチローや松井秀喜以上の知名度がある日本人とも言われていた。
WWEのタイトルも数多く保持しており、WWE世界タッグ、世界タッグ、WWE世界クルーザー級、ライトヘビー級を獲得し、トリプルHが保持していた世界ヘビー級への挑戦もしている。順調に成功を収めていたが、盟友であるエディ・ゲレロの死をきかっけに、2005年にWWEを自主的に退団する。
日本に帰国後、プロレス団体ハッスルを経て、自身が中心となってSMASHを旗揚。しかし、代表者との方向性の違いによりSMASHを解散。その後、Wrestling New Classicを旗揚げしたが資金繰りの悪化などがあり、事実上、団体を畳んだ形でWRESTLE-1に移籍する。
現在は、鍼灸師の資格を得て修行中。WRESTLE-1へはスポット参戦となっている。