実は怖い意味が潜んでいる漢字の成り立ちと由来トップ5!

3位:民

奴隷や臣従の目に、鋭い針を突き刺して、盲目にした姿を描いた字。

(漢字原子http://www5b.biglobe.ne.jp/~shu-sato/kanji/gensi.htmから引用)

現代で用いられている「民」という言葉からは目に針をつきさされている様子は想像できないが、指導者に盲目的に従うことは奴隷と大差ない状態であるという状況を皮肉にも表しているように感じられる。

実際に目をつぶされた状態で奴隷としての役割を果たしていたかどうかは定かではないが、権力者がその気になればいつでも奴隷の目をつぶすことは容易であったと想像できる。

奴隷は単に苦役をさせられるだけでなく、権力者が死んだ際には死後の世界で権力者が不自由しないように一緒に生き埋めにされたといわれている。

横暴な権力者とその陰で犠牲になった人々の姿を思い浮かべると、ぞっとする漢字である。

2位:血

皿の上に盛ったいけにえの血を表している。

(漢字辞典-OK辞典http://okjiten.jp/kanji19.htmlから引用)

古代には、災害や疫病を防ぐためにいけにえを捧げて神に祈る風習があった。

中国に限った話ではなく、世界中で種類や定義は違えど血なまぐさい儀式が行われてきたことがわかっている。

いけにえには家畜などの動物が使われることもあったが、人間が使われることもあった。

マヤ文明などでたおびただしい人骨が発掘されていることから明らかだ。

対象となった人物は自ら志願した場合や、罪人であった場合など様々な場合が考えられる。

高貴な身分の女性が雨乞いのために自らの血を捧げた様子を示すレリーフが残っている例もある。

現代では野蛮な行為として認識されているが、当時は生きるために必然的な行為であったと考えられる。

1位:残

「肉を削りとられた人の白骨の死体」の象形と「矛(ほこ)を重ねて切り込んでずたずたにする」象形から、「そこなう」、「むごい」を意味する「残」という漢字が成り立った。(「残」は「殘」の省略字)

(漢字辞典-OK辞典http://okjiten.jp/kanji727.htmlから引用)

「そこなう」「殺す」「滅ぼす」「傷つける」「壊す」「むごい」など怖い意味が豊富にそろった漢字である。

「もとの状態のままである」「すっかり消えてしまわないで一部のみ残る」という意味で使われることは多いが、最後に残っているものが何だったのかを考えると恐ろしい意味が浮かび上がってくる。

中国の長い歴史の中で起こったむごたらしい戦いを端的に表す、かなり怖い意味を持つ漢字の一つと言えるのではないだろうか。