日本のオリンピックメダル数
2020年、東京オリンピックが決まった日からもう二年以上が過ぎた。
あの時の興奮は今でも忘れない。それほど強烈なインパクトだった。
オリンピックの注目といえばやはりメダルの獲得数だろう。開催国はメダルの獲得数が増えるというデータもあるので、期待せずにはいられない。
さらに期待する所といえば、東京オリンピックの追加種目についてである。新しく追加されるのは、野球・ソフトボール、空手、スケートボード、スポーツクライミング、サーフィンの計5競技だ。中でも野球とソフトボールと空手はメダル有力候補。獲得して当然と思う人もいるだろう。
もちろん、その前に開催されるリオデジャネイロオリンピックにも注目だ。
このオリンピックで結果を残さなければ、東京の盛り上がりに影響を与えかねない。それほどメダル獲得数は重要である。そこで、今回は日本がオリンピックで獲得したメダル数をランキングでご紹介しよう。
もしかしたら入試問題に出てくるかもしれないので、学生の皆もこれは要チェックだ。
5位:メキシコシティオリンピックとモントリオールオリンピック

1968年に開催されたメキシコシティオリンピックで、日本が獲得したメダル数は合計で25個。
金が11個、銀が7個、銅が7個だった。
このオリンピックで話題になったのはサッカー日本代表。アジア勢初の銅メダル獲得とあって、未だにテレビで見かけるほどの活躍ぶりだった。
また体操では男子団体総合で日本がオリンピック三連覇を達成し、個人総合でも金メダルを獲得した。
このメキシコシティオリンピックで日本が獲得した金メダルの半分以上が体操競技によるもので、体操日本の最盛期に突入したオリンピックでもあった。
またメダル獲得数が同数で5位になったのは、1976年に開催されたモントリオールオリンピックで、日本が獲得したメダル数は同じく25個。
金が9個、銀が6個、銅が10個だった。
この大会に関して日本は、当時のメイン競技である陸上競技と競泳でメダル無しという結果に終わったのである。
さらに体操のエースが病気で欠場し、メダル獲得数に大きな影響を及ぼした。
4位:東京オリンピックとミュンヘンオリンピック

1964年に開催された東京オリンピックで、日本が獲得したメダル数は合計で29個。
金が16個、銀が5個、銅が8個だった。
アジア地域で初開催となった東京オリンピック。戦後、日本の復活と頑張りを象徴する大会となり日本中が湧いた。
レスリングや柔道、体操などが金メダルを多く獲得するなか、女子バレーボールは東洋の魔女として話題になり、圧倒的な力で金メダルを獲得したのである。
因みに東京オリンピックが開催された10月10日は、後に体育の日として今も日本の祝日となっている。
またメダル獲得数が同数で4位になったのは、1972年に開催されたミュンヘンオリンピックで、日本が獲得したメダル数は同じく29個。
金が13個、銀が8個、銅が8個だった。
オリンピック史上最悪の悲劇と言われるミュンヘンオリンピック事件が発生したことで知られている。
このミュンヘンオリンピックでは、日本男子体操が最も強さを誇った大会でもあった。
全8種目24個のメダルのうち、16個を日本が獲得するなどして、圧巻の強さを誇ったのである。