塩顔
今、塩顔がブーム(?)になっている。これまでソース顔、しょうゆ顔などとカテゴライズされてきたが、あまり聞かなくなってきたなと思っていたら、塩顔がやってきた。
さらにイケメン塩顔という男性だけでなく、女性で塩顔という新しいジャンルも出てきた。
塩顔の特徴は一重か奥二重であること、うすくてあっさりしていることなどと言われているが、草食男子の感じと似ていると思うのは筆者だけであろうか。
塩顔男子の代表と思える星野源を見ていくと草食男子のようだが、実は肉食っぽい香りもする、どう表現していいか分からないから塩顔にしようと決めたのだろうか。
基準はよく分からないが、世間で塩顔と言われる男子や女子を紹介していこうと思う。
10位:塩顔の芸能人女性といえば名バイプレーヤー小西真奈美

塩顔女子と言ってすぐに思い浮かんだのが小西真奈美だ。
人なのにバラエティ番組の『ココリコミラクルタイプ』(フジテレビ、2001年〜2007年)に出演し、全力投球していた。
その姿は可愛く清純で、時に悪魔のようで、女優だから何でもできるのだろうと思っていたものだが、つかこうへいの舞台『蒲田行進曲』(1999年〜2000年)のヒロイン役を演じるなどかなり演技派なのだ。
要(かなめ)の役を演じることは多いし、芸歴も長いということで名バイプレイヤーの域に達していると思う。
もう38歳(2017年現在)ということが信じられないほど美しい小西真奈美。
2017年公開予定の映画『トマトのしずく』では不器用な父親に対し素直になれない娘役として主演をつとめる。
演技力も確かなのでこれからも活躍してほしいと思う。
9位:塩顔の芸能人女性といえば『べっぴんさん』の蓮佛美沙子

塩顔の女性2人目は蓮佛美沙子。2017年の4月に終わりを迎える『べっぴんさん』で主人公すみれ(芳根京子)の3歳年上の姉ゆりを演じている。
そのせいか蓮佛美沙子のインスタグラムを見ると『べっぴんさん』メンバーで写っているものが多くアップされている。
夫の野上潔役の高良健吾と子役と一緒の写真もあり、ほのぼのする写真が多い。
2015年には民放ドラマ『37.5℃の涙』(TBS)で初主演を果たした。
塩顔の特徴でどちらかというと薄幸そうに見えてしまうが、
趣味はギターやピアノであったり、大学の卒業制作で8ヶ月もかかって絵本を制作するなど、行動的な一面が垣間見える。
大林宣彦からは「20年に1人の人材」と言われているほどでこれからの活躍に期待したい。
8位:塩顔の女性芸能人といえば「earth music&ecology」宮崎あおい

小西真奈美、蓮佛美沙子、宮崎あおいと書いてきて思ったが、塩顔とは薄い顔で日本的な顔で、かつ年齢不詳だということに気づいた。
小西真奈美も38歳と調べて思わず「えっ」と声が出てしまったくらいだ。
宮崎あおいも31歳(2017年現在)なのだが、まだ幼い感じが顔に残っているように見える。
しかし2015年〜2016年の朝ドラ『あさが来た』では主人公あさ(波留)の姉役で、苦しくても明るく生きる芯の強さを見事に演じていた。
アパレル会社のCM、earth music&ecologyではとても印象的だし、ユニリーバのCMでも可愛らしさの中に強さを秘めているように見える。
笑うとあどけない感じがする宮崎あおいだが、噂の岡田准一との結婚はどうなっているのだろうか。
ファンにも半ば公認なのだから新しい幸せを手にしてほしいと思う。
7位:塩顔の男性芸能人といえば『東京タラレバ娘』の坂口健太郎

塩顔というのは最近言われ始めたような気がしていたが、坂口健太郎は2013年頃から塩顔男子として注目されていたらしい。
2015年には漫画の実写映画『俺物語!!』で鈴木亮平とともに主演をつとめた。
『俺物語!!』では高校生役だったのだが、実年齢は23歳であった。
それでも全く違和感がなかったのはその塩顔のせいであろう。やはり塩顔の人は若く見えるという長所があるように思う。
坂口健太郎はそれまでテレビや映画には出演していたものの、なんとなく印象が薄かったように思える。
しかし今では映画『君と100回の恋』で主演をつとめたり、現在放送中のドラマ『東京タラレバ娘』でも吉高由里子演じる倫子を批判するなど、ちょっとアクの強い役を演じている。
2016年に公開された映画『64-ロクヨン- 前編/後編』では日本アカデミー賞・新人俳優賞を獲得しており、これからが注目の若手俳優の1人である。