LGBTとは
全世界の人口のうちの約20%はいると考えられているLBGTに関する考え方はさまざまだである。
実際に先進国では、ゲイやレズビアンに対して比較的寛容で、LBGT以外の人と同等な権利を主張できる。
一方で世界にはまだまだLGBTを受け入れることができない国が中東やアフリカを中心にいくつも存在している。
もしそのような国に行けば、性的少数者は宗教上の理由で社会倫理に反するとして差別を受けるだろう。差別や偏見だけではなく死刑を宣告される場合もある。
同性愛者に対して刑罰や処刑を課す可能性のある国を10カ国紹介する。いくつかの国は事件なども多く、ストレートな男女でも十分に危険。
LBGTが渡航する際は、多くの危険に直面するリスクを承知で行かなければいけない国ばかりだ。
10位:アンチLBGT法で岐路に立っているガンビア

多くの人はこの国のことをよく知らないだろう。しかし約20年間続く独裁政権のもと、LBGTに対する法律や厳格な態度とっている。実際に2015年、独裁者のガンビア大統領は性的少数者に対して「喉を掻き切って殺す」と公然とLGBTの存在を否定した。もし公の場でホモセクシュアルと認識されたら、間違いなく命はないだろう。
しかし、2014年にガンビアは西洋諸国からの支援は打ち切られ、国益を守るために大統領は考え方を見直す必要に迫られている。
9位:難民だけでなくLBGTでも問題を抱えるイエメン

現在世界中を難民問題で騒がせているイエメンは、LBGTの問題も非常に深刻である。同性愛者に対する差別や偏見は強く、多くのゲイはゲイではないと偽ったり、身を隠したりしている。イエメンは非常に保守的であり、ホモセクシュアルは未だに死刑を受ける可能性がある。
この国ではLBGTは他の人と同様に生活することはほぼ不可能だろう。またゲイコミュニティ同士で殺しあうこともあり、非常に危険な国である。
8位:同性結婚を違法とし、同性愛者の拘束し続けるナイジェリア

同性愛者に対する法律があるのは中東の国だけではなくい。アフリカにあるナイジェリアもまたその一つだ。2016年2月にナイジェリア大統領は同性結婚は違法であり、10年以上投獄される法案を定めた。そのため、ホモセクシュアルはプライベートな空間のみでしか同性愛者として生きることはできなくなっている。
もしゲイやレズビアンがナイジェリアを訪れた際、他国と同様な行動をしていると間違いなく拘束されるだろう。
7位:「Kill the Gays」を推し進めるウガンダ

続いて登場するのもアフリカのウガンダ。2009年10月にデビッド・バハッティという政治家が「ゲイを殺せ」と称されている反LBGTに関する法律を議会に提出して以降、この国は混沌と化している。多くの同性愛者とその支援者たちが殺され、メディアもその動きに同調するなど、深刻な事態に陥った。
多くの活動家がこの法律に反対する運動を少しずつ実施。しかし残念なことに性的少数者は、殺されないよう身を隠すしか生き延びる方法がない。