3位:Char

次は、大御所のCharを紹介しよう。呼び捨てにされているところをほとんど目にしたことがないので非常に緊張するが、ここでは平等に敢えてCharと呼ばせていただく。
彼は若い頃から様々なバンドを組んで活動してきたが、私たちにとってバンドのイメージよりもCharという個としてのイメージの方が断然強いのは、やはり彼がギター1本で魅せる力を持ち備えているからに他ならない。
彼の代名詞ともなっているムスタングというギターについて。ムスタングとは「暴れ馬」という意味で、これを乗りこなすのには相当な技術が必要だ。今でこそオルタナ系バンド等でこのギターを使うギタリストも増えたが、1970年当時にこのギターを使っていたのは、日本でCharぐらいであったという。やはり、Char様と呼びたい。
2位:松本孝弘

そして、ギタリストの話題となると必ず登場する男、松本孝弘を紹介しよう。知らない人は少ないと思うが、念のために説明すると、ロックバンドB’zのギタリストである。ボーカルは皆さんご存知の稲葉浩志。
彼が作曲し、演奏するMステ(ミュージックステーション)のオープニング曲はあまりにも有名である。何気なく聞いているこの曲だが、実は四半世紀近くも同番組で流れ続けているのだ。私たちの耳に馴染んでいる訳である。
ギタリストしての演奏技術は世界にも高く評価されており、1999年にはギブソンから松本孝弘の名を付けたギターモデルが発売された程である。これは、日本のみならずアジアのギタリストとしては初の快挙。まさに、日本が世界に誇るギタリストなのである。
1位:布袋寅泰

そして、堂々たる1位は布袋寅泰である。今はなき伝説のロックバンドBOØWYのギタリストとして活躍し、その後はソロ活動している。
松本孝弘がアンプやエフェクターの選定や使い方、左手のフィンガリング等の「テクニック」で人を魅了しているのに対し、布袋寅泰はアンプを通さずとも、バッキングやカッティングの「生音」で人を魅了していると言えるだろう。
彼は2012年から家族とロンドンに移住している。なぜなら、彼の原点となったのが、デヴィッド・ボウイをはじめとするロンドンのロックンローラー達だったからだ。50歳を過ぎた今も自分の夢を追い続けるその姿こそが、彼が人々を魅了し続ける理由なのかもしれない。