オリンピックでのハプニング
4年に一度のスポーツの祭典、オリンピック。
開催国には経済効果も見込めるなどあって、自国での開催を世界中が望んでいる為
開催国の決定、発表ですら大きな話題となる。
2020年には日本での開催が決まっており、競技場のデザインやエンブレムのニュースは記憶に新しいだろう。
冬季大会、夏季大会と交互に2年毎に、世界中のアスリート達が自国の国旗を背負い己の力を発揮するオリンピックでは多くの人々が応援に熱くなり、感動に涙する。
だが、多くのアスリートが真剣に勝負に挑むオリンピックだからこそ、思わず笑ってしまうオリンピックの面白ハプニングは意外に多い。
ここでは、2012年夏季にイギリスで開催され、204の国・地域の1万931人が26競技302種目で戦った「ロンドンオリンピック」から2つと、2014年冬季にロシアで開催され、88の国・地域の2873人が7競技98種目で戦った「ソチオリンピック」から3つのハプニングを紹介しよう。
ちなみにロンドンオリンピックでは、旗手を吉田沙保里、主将を村上幸史が務め、金メダルを7個、銀メダルを14個、銅メダルを17個獲得。
ソチオリンピックでは、旗手を小笠原歩、主将を葛西紀明が務め、金メダルを1個、銀メダルを4個、銅メダルを3個獲得している。
5位:スノーボード競技で編み物中継

ソチオリンピック スノーボード男子スロープスタイル フィンランド代表ローペ・トンテリ選手の
スタート地点で編み物をする姿が中継された。
実際、編み物をしていたのは、トンテリ選手自身ではなく、隣のアンティ・コスキネンコーチだ。
だが写真を見るとトンテリ選手も毛糸を持ち手伝っているかのように見える。
なぜ、これからスタートと言う大切な時、場所で編み物をしたのだろうか。
駐日フィンランド大使館の説明によると選手団全員で大きなマフラーを編み2016年にリオ・デ・ジャネイロで開催されるオリンピックの代表に渡すプロジェクトがあり、その為だという。
フィンランドでは学校の授業に編み物の時間があるほど盛んらしい。
そんな環境で育ったトンテリ選手にとっては、隣で編み物をするという行動は
リラックス効果があり、トンテリ選手自身が考案したという。
4位:競泳選手、トイレに入れず

ロンドンオリンピック 競泳女子 400m 個人メドレー銅メダリストの中国代表選手、李玄旭(リー・シュエンシュー)。
ロンドン滞在中、駅の女子トイレに入ろうとしたところ、係員に止められた。
彼女自身も、その時、李選手とロンドン観光を楽しんでいたコーチも「私は女です!」「彼女は女性よ!」と激怒しながら、説明するも信じてもらえず、その女子トイレには入れなかった。
この出来事は中国紙でも報じられた。
オリンピック開催中で警備を強化していたとしても、実に失礼な話だ。