3位:ナデジダ・オスタプチュク

ベルラーシの女子陸上砲丸投げの代表選手、ナデジダ・オスタプチュク。
ロンドンオリンピックの女子砲丸投げで、見事金メダルを勝ち取った。
だが、薬物違反で金メダル剥奪となった。今後のIOC主催大会からも排除になる。
ナデジダ・オスタプチュクが提出した尿のサンプルから、ドーピング違反が見つかったのだ。
検出された違反薬物は「メテノロン」。メテノロンはアナボリックステロイド(ステロイド剤の一種)である。
副作用もすごく、男性化や脱毛症、月経不順・高カルシウム血症等、身体に負担を強いる薬物だ。ドーピングの誘惑に負けたばかりに、せっかくの金メダルも剥奪になり、批判の雨に晒される。
勝利への渇望が、悪い方向に行ってしまったのだろう。
2位:ベン・ジョンソン

ジャマイカ出身・カナダ国籍のベン・ジョンソン(1961年12月30日生)。
ベン・ジョンソンの本名は、ベンジャミン・シンクレア・ベン・ジョンソン。男子陸上競技の短距離走選手である。
1987年には、世界新記録を叩きだし、一気に世界中の注目の的となった。だがその後、ソウルオリンピックのドーピング検査で陽性反応がでた。
当然だが、ソウルオリンピックでの世界新記録と金メダルは剥奪となった。その後、陸上競技大会への出場が認められたが、再びドーピング検査で陽性反応がでたのだ。
この事で、ベン・ジョンソンは事実上永久追放となった。そして、IOCのブラックリストにも登録された。
1位:マリオン・ジョーンズ

女子陸上競技で活躍していたマリオン・ジョーンズ(MARION JONES 1975年10月12日生)。
米国反ドーピング機構(USADA)は、マリオ・ジョーンズを薬物使用の疑いで調査した。
結果としては、2000年のシドニーオリンピックで取得した、5つのメダル剥奪・登録抹消となった。
のち、偽証罪等で実刑判決が下された。
実際に使っていたとされる薬物は、ステロイドホルモン剤、クリア(THG)を含む薬物など約5種の不正薬物を使用していたとされている。
クリア(THG)に関しては、2年間、コーチから「栄養補助のアマニ油」と偽られ、服用していたと、マリオン・ジョーンズ自らの手紙に記されている。