マイナーなオリンピック種目
2020年7月24日から8月9日に、日本の東京で開催される、第32回夏季オリンピック。
東京で開催されるのは56年ぶりで、日本で開催されるのは1998年の長野オリンピック以来である。
トルコのイスタンブール、スペインのマドリードそして日本の東京の3立候補都市からアナウンサーの滝川クリステルが流暢なフランス語でプレゼンテーションをし、決定した。
プレゼンテーションで使われた「お・も・て・な・し」は、2013年の流行語大賞にも選ばれた。
メインスタジアムは56年前に使用された国立霞ヶ丘陸上競技場を、新たなデザインで新国立競技場として立て直される。
自国の開催とあって、老若男女問わず沢山の日本人が楽しみにしているだろう。
注目される種目はサッカーやラグビー、柔道など競技人口の多いものや、テニスや卓球などスター選手の活躍がみられるもの、夏季ならではの水泳競技や陸上競技。
ここでは、注目を集めにくい競技人口の少ない種目を紹介。
5位:セーリング

日本競技人口1万人。
2020年の東京オリンピックでは7月26日~8月8日 若洲ORマリーナで行われる予定である。
「ヨット」という名称で知られるセーリングは、1896年の第1回近代オリンピックの種目であったが海のコンディションが悪く中止となり、第2回のパリオリンピックで初めて競技が行われた。
初期から艇の種類が何度も変更になったが、1960年の第17回ローマオリンピックあたりから1つの種類になり、出場国も増加してきた。
1984年の第23回ロサンゼルスオリンピックからウインドサーフィンも加わった。
日本が参加したのは1936年の第11回ベルリンオリンピックからだが、第二次世界大戦によって中断後、1952年の第15回ヘルシンキオリンピックから再度参加した。
当時の日本ではスポーツとしてあまり知られていなかったが、東京オリンピックをきっかけに高校、大学、社会人のクラブ活動も盛んになった。
4位:ライフル射撃

日本競技人口6800人。
2020年の東京オリンピックでは7月25日~8月2日陸上自衛隊 朝霞訓練場で行われる予定である。
ライフル銃またはピストルで固定された的を撃つ競技。
基本的ルール同じだが団体によっては独自のルールを採用している。
オリンピックで行われる種目は、10mエアライフル男子・女子、50mライフル3姿勢男子・女子、
50mライフル伏射男子、10mエアピストル男子・女子、50mピストル男子、25mピストル女子、
25mラピットファイアピストル男子の合計10種目。
運動量が少ないことから、年配の競技人口も多い。