3位:ロンドンオリンピックのボクシング男子バンタム級2回戦

ロンドンオリンピックのボクシング男子バンタム級2回戦、日本の清水聡とアゼルバイジャンのアブドゥルハミドフが戦い、判定の結果、清水が負けた。
なぜこの戦いが誤審と言われるのか、それはアブドゥルハミドフは6回もダウンしているにも関わらず、審判はスリップのような対応をし、一度もカウントを取らなかったからだ。
そして判定は清水の負け。それを不服とした日本は提訴し、それが認められて清水は誤審から晴れて勝者となったのだ。
因みにこの審判、あまりにもひどい誤審の為、ロンドンオリンピックから追放されるという処分を受けたそうだ。
2位:ロンドンオリンピックの柔道男子66キロ級準々決勝

ロンドンオリンピックの柔道男子66キロ級準々決勝、日本の海老沼匡と韓国のチョ・ジュンホが戦い、判定の結果チョ・ジュンホの勝利となったのだが、協議の結果、海老沼が最終的に勝者となった。
この誤審の内容は次のとおり。
延長に入って海老沼の小内刈りが決まったかに見えたが、審判が協議した結果、これが認められなかった。
そしてこのまま判定になり、審判3人の旗がチョ・ジュンホを上げたところ場内からは大ブーイング。
再び協議となって、今度は海老沼に旗が3本が上がり勝利したのだ。
1位:シドニーオリンピックの柔道男子100キロ超級決勝戦

これぞまさに世紀の大誤審。日本のお家芸とも言える柔道で、二位の海老沼に続き、一位も柔道に関する誤審を紹介しよう。
シドニーオリンピックの柔道男子100キロ超級決勝戦、日本の篠原信一とフランスのダビド・ドゥイエが戦い、判定の結果、ダビド・ドゥイエが金メダルを獲得した。
なぜこの戦いが誤審と言われるのか、内容は次のとおり。
試合開始1分35秒、ドゥイエが内股を仕掛けたところ、篠原はそれに気が付き内また透かしをかけこれがドイエに決まった。
篠原はガッツポーズをして勝利を確信していた。しかし主審の判定は篠原の一本でなくドイエの有効だったのだ。
三人の審判のうち、なんと二人がドゥイエの内股を有効と判定してしまい、この判定は覆らずに結局試合はそのまま終わってしまった。
因みに、この二人の誤審は一回だけではない。このオリンピックの三年前にも対戦し、不可解な判定でドゥイエが勝利しているのだ。
誰が見ても篠原の勝利と言える二つの試合。これぞまさに世紀の誤審として語り継がれるだろう。