親日国とは
日本が大好きな国、と聞いて貴方はどんな国を思い浮かべるだろうか。
私達の住む日本は他の国々には無い魅力でいっぱいだ。そのためか、世界各地に親日国は存在する。
親日国になってくれている理由も様々だ。
歴史的な背景があるものはもちろん、日本の技術や文化から、日本を愛してくれる国もある。
「どうして日本が好きなの?」と聞くと、実に様々な答えが返ってくるのだ。親日国を知ることで、自国の今まで知らなかった面を知る事ができるのである。
今回は、日本の隠れた魅力を知ってくれている5つの親日国をランキング形式でご紹介しよう。
あまり知られていない国から紹介していくので、もし知らない国があったら是非その国のことを調べてみてほしい。
8位:ヨーロッパの親日国といえばポーランド
ポーランドは中央ヨーロッパに位置する共和国で、首都はワルシャワである。負の遺産『アウシュヴィッツ強制収容所』がることでも有名。剣道などの日本武道がブームになっており、ワルシャワ大学の日本学科は人気の学科で、受験倍率も高いそうだ。
どうしてポーランドが、それほど親日国であるのか?その理由は1920年、第一次世界大戦が終わった頃に遡る。当時、敵国ロシアにポーランド人の孤児が取り残されていたが、日本赤十字が孤児を救済し、日本に連れ帰って手厚く保護したのである。後に、孤児たちはポーランドに無事帰国した。
1995年の阪神大震災のときには、孤児になった子どもたちがポーランドに招かれて、温かいもてなしを受けた。
2006年に、ポーランド孤児の最後の一人となった女性は「日本は天国のようなところだった」という言葉を残してなくなったそうである。
7位:和歌山での事件をきっかけに親日国になったトルコ
トルコはアジアとヨーロッパにまたがる共和国でアナトリア半島とバルカン半島に、それぞれ領土を有している。首都はアンカラで、主な宗教はイスラム教である。
トルコを旅行すると、日本語で話しかけらることが多いと言われる、親日国の証だろうか。
トルコが日本大好きの親日国になったきっかけは、1890年戦艦エトゥール号が、和歌山沖で遭難した時に、地元の住民が救助し、生存者を日本海軍がトルコまで送り届けたことだと言われている。
イラン・イラク戦争時には、脱出が困難になった在イラン邦人を、トルコは航空機を派遣し「エルトゥールル号の遭難の際の恩返しをする」と、救出してくれた。
また、1995年、阪神大震災の折には、トルコから救援隊が現地入りし救援活動を行った。1999年のトルコ地震の際には、日本から寄付とともに救援隊も派遣された。
6位:日本企業が多く進出しているタイ
タイはインドネシア半島にあり、ミャンマーとベトナムの間に位置し、平均気温は30度を超える常夏の国である。首都はバンコク、立憲君主国で2016年にはプミポン国王が崩御された。
タイと日本の交流は600年前、御朱印船による交易で始まった。アユタヤ王朝時代には、武士の山田長政が日本人町を作ったりもしている。現在は、日本企業が多くタイ各地に進出している。
なぜ親日国なのかという理由は、日本の皇室のつながりが深いこと、第2次世界大戦のときにも一時的に同盟を結んでいた。お互い米を主食とし、仏教国であるというのも関係があるかもしれない。
タイでは今、日本食がブームで日本へ旅行に来る人の多くはラーメンやスイーツ店を訪れるそう。
また、日本を舞台にしたドラマも増えているそうだ。