戦後70周年!感動のおすすめ戦争小説ランキングトップ5!

4位:『黒い雨』井伏鱒二

広島に落とされた原爆によって、罪のない市民が負った衝撃の惨劇を描いた作品。

せっかく原爆で助かった人々に、その後降り注いだという黒い雨は恐ろしい原爆病をもたらしたという。

東日本大震災が起こったことにより、種類が違うとはいえ”被ばく”は遠い昔の戦争の話だけではなく、ある意味で少し身近な出来事でもあるが、やはり原爆被害は比べ物にならない規模である。

あなたは広島や長崎に投下された原爆について学校でどのように教えられ、どんな風に捉えているだろうか?

原爆は明らかな戦争犯罪であるにも関わらず、アメリカは何の裁きも受けていない。

私はそんな風に正しく教えられたという人に未だ出会ったことがない。

原爆投下によってもたらされた被害は、終戦後にも大きな爪痕を残し、今なお苦しんでいる人がいる。

そして、その被害は二世三世と引き継がれている。

過去の出来事を知り、その苦しみの一部でも理解し、その知識は今後の核保有問題に正しく活かしていくべきだろう。