スーパーファミコンとは
皆さんはスーファミと呼ばれるゲーム機器を覚えているだろうか? そう、1990年に任天堂から発売されたあのスーパーファミコンのことである。
前任天堂ハードのファミリーコンピュータの勢いをそのままに爆発的に普及していったスーパーファミコン。皆さんの中にもまだ手元に残っている方がいるかもしれない。
そんなスーパーファミコン、通称スーファミでは数多くのソフトが発売されてきた。さすがに現役で遊んでいる方は少ないだろうが、最新ハードのダウンロードソフトとしてスーファミのソフトを遊んでいる方は多いのではなかろうか? 斯く言う私もその一人である。
というわけで、今からスーファミのソフトを遊ぶという方、または昔遊んだ思い出を持っている方のために、スーパーファミコンの隠れた名作をランキング形式で発表しようと思う。
知らない方は参考に、知っている方は遠きあの頃を思い出しながらご覧いただければ幸いだ。
なお、今回は隠れた名作ということで、誰もが知っているあのミスター任天堂や国民的二大RPGは入れていない。ジャンルや製作会社もなるべく被らないようにしたものなのでその辺りはご了承いただきたい。そうでもしないとほぼ全てがスクウェア社のRPGで埋まってしまうからだ。
10位:スーパードンキーコング2

任天堂から発売されたアクションゲーム、スーパードンキーコング2が第10位となった。
任天堂のアクションゲームといえばマリオシリーズを始め、星のカービィやメトロイドなど粒ぞろいのジャンルだが、それらを抑えてこのドンキー2がランクインしたのには理由がある。
まずはこのゲーム最大の長所である多彩なステージだ。このゲームの主人公、ディディーとディクシーは前述のカービィやメトロイドのように個性的なアクションは持っていない。一人の場合、精々ジャンプと回転攻撃ができるくらいである。だがそれを微塵も感じさせないほどにこのゲームのステージは独創的に、そして奥深く仕上がっている。「タルタルこうざん」や「どくどくタワー」など、ステージ名が有名なゲームなどこのドンキー2くらいであろう。
そしてゲームに彩りを与えるBGMもこのドンキー2の魅力である。前作のスーパードンキーコング1からBGMには定評があったが、今作はそれを上回るほどの名曲が生まれている。中でも「とげとげタルめいろ」は今もなお数々のゲーム音楽ランキングに顔を出すほどの名曲中の名曲である。
このランキングの中では比較的メジャーなソフトに入るが、もしもまだ未プレイの方がいたら是非体験してみてほしい。
9位:ダライアス ツイン

タイトーのシューティングゲーム、ダライアスシリーズ。その中で異端とも呼ばれているダライアス ツインがランクインだ。
ダライアスといえばアーケードゲームとしての印象が強いが、今作はスーパーファミコン専用ソフトとして作られている。
このダライアスツイン、最大の特徴はなんといっても二人プレイが可能というところであろう。当時のシューティングでは二人プレイ可能ということが珍しく、このゲームを友人達とプレイするととても盛り上がったのだ。
また、ゲーム自体の完成度も高く、一人でも充分楽しめるものとなっている。ダライアスシリーズといえば難易度の高いゲームとして知られているが、今作においてはそれほどでもない。よって、このシリーズを初めて遊ぶ方や、シューティングゲームが苦手な方にもおすすめできる一品だ。
8位:レミングス

イギリスのDMADesignという会社が開発したパズルゲーム、レミングスが8位となった。
このゲーム、パズルゲームとしてはとにかく斬新で、今なお世界中に熱狂的なファンがいるほどの独特なゲームである。
どのようなゲームなのかざっくり説明すると、まず、ゲームスタートと同時にレミングスと呼ばれる小人達が大量に沸き出てくる。レミングス達は意思を持たずただただ歩き続けるだけだ。例え目の前に穴があろうとレミングスはひたすら歩き続け、やがて穴に落ちて全員死んでしまう。そしてゲームオーバーとなる。
しかしそれではゲームとして成り立たないので、我々プレイヤーがレミングスに命令をするのだ。例えば、穴の前で橋を作れ、というように。そうしてレミングス達を危機から救い、ゴールまで導いてあげる。これこそがレミングスという一風変わったパズルゲームの遊び方なのだ。
ステージが進むにつれ頭を捻らないと解けない問題も出てくるので、自信のある方は是非とも挑戦してほしい。