7位:かまいたちの夜

7位にはチュンソフトから発売されたサウンドノベルゲーム、かまいたちの夜がランクイン。
小説のように文字を読み進めながらプレイするゲーム、いわゆるノベルゲーム。今でこそ膨大な種類のノベルゲームが発売されており、メジャーなジャンルとなっているが、そのノベルゲームの元祖と呼ばれている作品をご存知だろうか?
それは1992年にチュンソフトから発売された「弟切草」と言われている。この弟切草はノベルゲームという新たなジャンルを切り開いた意欲的な作品なのだが、まだまだ手探り状態だったため荒削りな部分も多かった。
そこで1994年に同チュンソフトから発売されたのがこのかまいたちの夜だ。弟切草では成し得なかった複雑なシナリオ分岐やフラグ管理などを完璧に落とし込み、弟切草で開拓したノベルゲームというジャンルを確立させた珠玉の一本である。
ちなみに物語のジャンルはホラーとなっているので耐性のない方は注意してプレイしてほしい。
6位:F-ZERO

任天堂から発売されたレースゲーム、F-ZEROが第6位となった。
キャプテンファルコンでお馴染みのこのゲーム。最大の特徴はなんといってもそのスピード感だろう。
未来のF1をコンセプトにしているだけあって平常時でも時速400kmと、とんでもないスピードが出ている。また、コース内に設置されているブーストパネルやブースト機能などを駆使することによって更に時速は上がり、最終的に999kmまで出すことが可能となっている。
これだけのスピード感を保ちつつ、非常に繊細なテクニックも必要とされるゲームなので、タイムアタックなどのやり込み要素が非常に盛り上がった。
まだ未プレイの方は是非ともこの爽快感を体験してほしい。
5位:シムシティ

マクシス社が開発したシミュレーションゲーム、シムシティがランクインを果たした。元はPC用ゲームだったが、後にスーパーファミコンに移植され多くのファンを生み出した。
自らが市長となり、街を発展させる、いわゆる箱庭ゲームの走りとも言われている作品である。
ゲームとは思えないほど緻密な設定も魅力であり、街を大きくするために市民から税金を集め、新たに施設を作ったり、公務員に予算を振り分けたりと、まるで本当の市長になったかのような感覚を味わえる。また実在する都市をモデルにしたシナリオモードと一から街を作っていくフリーモードがあり、初心者でも上級者でも満足のできるゲームに仕上がっている。
余談だが、このゲームで街を発展させ続けると、たまに公害が発生することになる。すぐに対処すれば問題はないのだが、それを放置して公害を発生させ続けると、その内怪獣が現れてめちゃくちゃに暴れまわってしまう。それだけでも驚きだが、これはPC版の話。ではスーファミ版ではどうなっているかというと、なんと怪獣役がクッパになっているのだ。スーファミ版ならではの粋な演出というところだろう。
4位:ガイア幻想紀

エニックスが発売したアクションRPG、ガイア幻想紀が4位となった。
エニックスといえばまず一番にドラゴンクエストを思い浮かべるだろうが、このガイア幻想紀も隠れた名作として評価が高い。
物語の舞台はタイトル通り地球である。主人公のテムがピラミッドや万里の長城、アンコールワットなど実在する世界の名所をモデルにしたダンジョンを旅して回るのだ。その道中で様々な出会いやドラマがあり、時には感情を強く揺さぶられる場面も存在する。そして最後、エンディング後のシーンは非常に哲学的な内容を孕んでおり、地球について深く考えさせられる作品となっている。
また、ゲームとしての完成度も高く、多彩なアクションと謎解き要素を持ったダンジョンにより最後まで飽きさせない工夫が施されている。
クリア後に少しだけ生まれ変わった気持ちになれるまさに隠れた名作だ。