お金持ちの王様
誰しもが一度は、王子または王女になってみたいと夢見た事はないでしょうか?子供の時に想像していた様に、実際に現在も世界中の数少ない国王達は私たちが描くお城に住みお金に困る事のない生活を送っている。しかし、私たち一般市民達は王家に育つ者達に少しばかりか一種の嫉妬心を抱くのも不思議ではないであろう。
このランキングに登場している王族達は生まれながらにしてお金持ちである事は事実であろう。しかし実際には、彼らの多くは自らの資産を活用し、投資やビジネスを展開していく事によって巨額の富を長年に渡って築き上げたのである。
例えば、イギリスのエリザベス女王は不動産業や他の資源業に出資している。また、多くの世界中の王族達は天然資源を保有する事で巨大の富を築いている事は周知の事実であろう。特に中東の王族達は世界中で必要とされている石油関連のビジネスを通して億万長者という地位を築いてきた。
さて、ここで本題の世界で最も資産を持っている王族トップ5を紹介する。
5位:世界で最も裕福な国王ハリーファ・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン(アラブ首長国連邦)

資産 約1兆7250億円 (1ドル=115円計算)
アブダビの首長、そしてアラブ首長国連邦の大統領であるハリーファは世界中で名の知れた億万長者の一人である。
彼は978億バレル(約15.6兆リットル)の石油を保持し管理するだけでなく、世界一の約6270億ドル相当のソブリン・ウェルス・ファンド(=政府が出資する投資ファンド)を保有する。
彼はこの巨額のお金をどの様に使うのだろうか?彼はセーショル諸島に30エーカー(12.5ヘクタール)の土地を所有し、また現地の社会福祉事業や軍事産業に約1300億ドルを出資している。
これらの活動以外に彼は教育関連の事業にもたくさんの出資を行っているのは有名な話である。
4位:世界で最も裕福な国王アブドラ・ビン・アブドゥルアズィーズ(サウジアラビア)

資産 約1兆9550億円(1ドル=115円計算)
アブドラ国王はサウジアラビアの国王であり、世界最大級の油田を保有している。
彼はサウジアラビア国を世界恐慌の波や、2010年から約2年間続いたアラブの春などの困難から救った実績などから国民から高い評価を受けている。
また、労働失業者を支援するために約1.5兆円の失業手当や住宅手当を支給するなど、国民の生活をサポートする事に重きを向けている。