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1位:アルジャーノンに花束を ダニエル・キイス

映画、ドラマ、舞台など様々な形で表現されてきた本作が1位にランクインした。1959年に中編として発表されたものを1966年に長編として書き直されて世に出た作品だ。名前だけでも知っているという人は多いだろうし、ドラマ化もされているのでそちらを見たという人も少なからずいるだろう。しかし、本作の魅力は小説という形で最大限に発揮される。

知的障害を持つ主人公は知り合った大学教授の勧めで頭をよくする手術を受けないかと勧められる。検査の中でその手術の実験動物であるハツカネズミのアルジャーノンとの競争し、彼はアルジャーノンの知能に負けていると知り手術を受けることにする。手術は成功し天才的な知能を得た彼だったが、辛い現実に直面することになる。

我々が日常を過ごしている中で忘れがちな「生きる」ということの中で重要なことは何か、本当の幸福とはなんなのかを思い出させてくれる作品である。それがなんであるかは皆さんの手で読み取ってほしい。長い小説だが余分なところがなく、飽きを感じさせない名作である。